利用方法
LuRa Termは、ターミナル、接続先、ファイル操作を一つにまとめたデスクトップSSHクライアントです。このページでは、現在利用できる機能と基本的な使い方を紹介します。画面キャプチャと操作例は別途追加します。
1. ターミナルを開く
Microsoft StoreからLuRa Termをインストールしたら、接続一覧が表示されていない場合はツールバーのセッションパネルボタンを押し、セッションパネルから作業対象を選びます。
- ローカルシェル: PowerShell、コマンドプロンプト、WSL、bash、zshなど、使用中のOSで利用できるシェルを開けます。
- SSH接続:
~/.ssh/configに定義したホストを読み込みます。Includeで読み込む設定にも対応し、既存のSSH設定を使ってSSHターミナルを開けます。
ローカルシェルまたはSSHホストをダブルクリックすると、対応するターミナルを開けます。SSHホストへポインターを重ねると、ターミナルを開く、ファイラーを開く、編集、複製、削除のボタンが表示されます。セッションパネルはウィンドウの左右どちらにも配置でき、幅、配置場所、フォルダーの展開状態は次回起動時にも復元されます。
2. SSH接続先を整理する
既存のSSH設定を正として扱いながら、アプリ上で接続先を管理できます。フォルダーへポインターを重ねてホスト追加またはフォルダー追加ボタンを選び、ホストへポインターを重ねて編集ボタンを選びます。ホスト編集ダイアログでは、よく使う項目をフォームで設定でき、完全なHostブロックを編集したい場合はRawタブを使用します。
- 表示名、エイリアス、ホスト名、ユーザー名、フォルダー名でホストを検索します。
- SSHホストの追加、編集、複製、削除を行えます。
- ホストをフォルダーにまとめ、同じフォルダー内で並び順を変更できます。
- よく使う接続項目はフォームで編集し、フォームにないSSHオプションはRaw編集で扱えます。
- ホストの設定時にSSH鍵を生成し、公開鍵を確認できます。
変更内容はローカルのSSH設定へ書き戻されます。接続先や鍵を変更・削除する前には対象を確認し、重要な設定と鍵は別途バックアップしてください。LuRa Termの外で.ssh配下が変更された場合は、通知から一覧を再読み込みできます。
3. 複数のターミナルを使う
タブとグリッド表示を使い、関連する作業を同時に確認できます。
- セッションをタブで開きます。レイアウトを変更するには、ツールバーのレイアウトボタンを押して、Tab、Grid Horizontal、またはGrid Verticalを選びます。グリッドでは、サブメニューから最大列数または最大行数(2〜5)を選択します。
- ペインのサイズ変更、並び替え、複製、識別色の設定ができます。
- アクティブなペインは
Ctrl+Nで複製できます。ペインバーの三点メニューからDuplicateを選ぶこともできます。グリッドでは、ペインの境界をドラッグして行と列のサイズを変更します。
別のタブの背後に隠れているターミナルで表示可能な出力が発生すると、タブ名の横にある色付きステータスマークがアニメーションします。そのタブをクリックして開くとアニメーションは停止します。この通知はタブ表示でのみ行われます。
複数ターミナルへの入力送信
各ターミナルペインのペインバーには、入力ブロードキャストボタンがあります。ハイライト表示されている状態が、そのペインのブロードキャスト有効です。
- 入力を送るターミナルペインを開きます。
- 入力元にする1つのペインだけでブロードキャストボタンを有効にします。
- 入力先にするすべてのペインでは、ブロードキャストボタンを無効のままにします。
- 入力元のターミナルで通常どおり入力します。
入力元のペインには通常どおり入力され、LuRa Termは同じ入力をブロードキャストが無効な他のターミナルペインすべてへ送信します。ブロードキャストが有効なペインは、他の有効なペインからの入力先にはなりません。ファイラーペインは送信先になりません。共有コマンドの実行が終わったら、必ずブロードキャストを無効に戻してください。
同時キー入力は複数の接続先に影響します。送信前に対象ペインとコマンドを必ず確認してください。
4. ファイルを閲覧・転送する
ターミナルペインのファイラーボタン、またはセッションパネルでホストにポインターを重ねたときのファイラーボタンを押すと、ファイラーを開けます。SSHターミナルから開く場合はSFTP、ローカルシェルから開く場合はローカルファイラーになります。
- ディレクトリーを移動・更新し、範囲選択を含む複数ファイル選択を行えます。
- フォルダーやファイルの作成、名前変更、プロパティ確認、パーミッション変更、削除ができます。
- システムの既定アプリでファイルを開くほか、テキスト・MarkdownファイルはLuRa Term内でプレビューできます。
- Uploadから単一ファイル、複数ファイル、フォルダーを選んでアップロードできます。ファイルやフォルダーをファイラーへドラッグ&ドロップすることもできます。リモート項目を選択してDownloadを使うとPCへダウンロードできます。
- 設定 → ファイル転送で、個別のSFTPファイルアップロードを何件まで並列実行するか設定できます。フォルダーのアップロードは、ディレクトリー構造を保つため順番に処理されます。
上書き確認と転送先のパスをよく確認してください。ファイル操作は接続先のデータを変更・削除する場合があります。
5. 出力を検索・確認・保存する
アクティブなターミナルでCtrl+Fを押すか、ペインバーの検索ボタンを押すと検索パネルを開けます。検索語を入力し、Enterで次の一致、Shift+Enterで前の一致へ移動します。Aaで大文字・小文字の区別、**.***で正規表現検索を有効にします。Escapeまたは閉じるボタンで検索パネルを閉じます。
セッション復元を有効にすると、次回起動時にターミナルセッションと状態を復元できます。作業記録が必要な場合はCtrl+Sを押すか、ペインの三点メニューからSave Logを選んでログを保存してください。保存ダイアログでプレーンテキスト、HTML、Rawターミナル出力などの形式を選べます。保存したログはローカル端末に置かれます。
セッション復元や保存ログを唯一のバックアップや監査記録として扱わないでください。本番作業や重要なサーバー変更では、別のバックアップと記録を用意してください。
6. 作業環境を調整する
設定画面では、LuRa Termを利用環境に合わせて調整できます。
- アプリとターミナルの外観、配色、フォント、文字サイズを選択します。
- スクロールバックやクリップボードの扱いなど、ターミナルの動作を調整します。
- 設定 → ターミナル → 文字列置換で、正規表現にも対応したリアルタイム文字列置換ルールを作り、繰り返し表示される出力を見やすくできます。
- 表示言語とファイル転送の動作を設定します。
文字列置換はターミナル上の表示を変更する機能であり、リモートコマンドが実際に出力した内容そのものを変更するものではありません。
7. LuRa Term Proの機能
LuRa Term Proでは、必要に応じて次の機能を利用できます。
- AI支援と入力補完: 設定 → LLMで、利用者自身のOpenAI互換APIサービスまたはローカルLLMを設定します。ターミナルまたはファイラーで
Ctrl+/を押し、したいことを入力すると、AIパネルにストリーミングで回答を表示します。回答が自動でターミナルへ貼り付けられることはありません。リクエストに利用するターミナルテキストやプロンプトは、設定したエンドポイントへ送信される場合があります。 - パスワード保存: SSHパスワードを暗号化したローカルストレージへ保存し、再利用できます。
- SSH Agent管理: SSH Agentで管理している鍵の一覧表示、追加、削除を行えます。
AIの提案には誤りや、利用環境に適さない内容が含まれる場合があります。実行前にすべてのコマンドを確認してください。外部AIサービスへ送信するリクエストには、そのサービスの利用規約、料金、データの取り扱いが適用されます。
日常的な利用の流れ
- セッションパネルから、作業対象のローカルシェルまたはSSHホストを開きます。
- タブまたはグリッドで、関連するホストやログを見やすく配置します。
- ファイルのアップロード、ダウンロード、上書き、削除の前に、対象と転送先を確認します。
- 調査時はターミナル出力を検索し、必要に応じてローカルへログを保存します。
- コマンド、転送先、選択中のペイン、AIの提案を実行前に確認します。
サブスクリプション、請求、返金、Microsoftアカウントに関する問題は、Microsoft Storeのサポート窓口を利用してください。アプリのデータの扱いはプライバシーポリシー、利用条件は利用規約で確認できます。